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WWEと新日本プロレスの協調路線はあり得るか

   


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WWEと新日本プロレスの協調路線はあり得るか

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今週発売の週刊プロレスは、先日行われたWWE日本公演を特集。中邑真輔、AJスタイルズ、カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズ、そしてアスカの凱旋について大きく伝えられた。

そこで私も愛読している佐藤正行編集長のコラムが興味深かったので、ここでピックアップしたい。

週刊プロレス 2016年 7/20 号より

一方で、WWEとの協調路線を模索することは出来ないのか。昭和の新日本にはラツ腕として晴らした新間寿営業本部長がいた。同氏はビンス・マクマホン・シニアの懐に飛び込む体当たり外交をやってのけた。最終的にはWWF会長まで就いた。

いまは時代が違うとはいえ、それでもジョン・ローリネイティス、ウィルアム・リーガル、ジャイアント・バーナードなどWWEの団体首脳はおしなべて日本通だ。新日本には国際派のタイガー服部レフェリーがいる。
現場の人間同士のつながりは時に、企業間のパワーバランスに風穴を開ける。大切なのは情熱だ。

佐藤編集長は「WWEとの協調路線模索」を提案。同じような主張は以前にも同コラムで読んだ事がある。

確かに協調路線というか、新日本とWWEが絡んだら面白いかもしれないし、全く絡まないより絡んだ方が面白い。ジョン・シナと棚橋弘至が戦うなんて想像しただけでご飯10杯はいける。米国でライバル関係にあるWWEもUFCも微妙に絡んでいるし十分検討の余地はあるかもしれない。

しかし佐藤編集長も認識していると思うが、現状ビンス・マクマホン(ジュニア)がWWEの総帥として君臨している以上、これはあり得ないだろう。

確かにプロレス界には「ボーイズはボーイズ」という言葉がある通り、選手同士の現場の繋がりで実現する夢のカードもある。かつてマサ斉藤さんがハルク・ホーガンを新日本プロレスに呼んだ時も、実況の辻アナウンサーが「マサさん・・、あなたがホーガンを呼んでくれたんですね!!!」と話した逸話がある程。

しかしながら近年は新日本プロレス側からするとマイナス面が目立つ。

昨年獣神サンダーライガーが新日本の契約下のまま、スポットでWWE/NXTの特番にワンマッチで試合をした。あれはまさしくリーガルやフィンや、バーナードといった「ボーイズ」の絆が実現させたものだろう。

しかしそのたった4ヵ月後には中邑真輔らの大量離脱が起こった。

しっかりと認識しなければならない事は、WWEは新日本で海外人気の高かった中邑とバレットクラブのトップ3人を引き抜き、WWEネットワークの日本でのサービス提供開始に合わせて1.4東京ドーム大会の翌日にそのニュースを流して目玉にした。そして今年のWWE日本公演でもこの新しく契約した4人を大会の目玉として日本に凱旋させた事である。

上記について米国のメディアからも「WWEによる新日本プロレスへの攻撃的仕掛け」と表現されている程。

海外メディアですらネガティブに報道するこの現状を、日本メディアが楽観視しているとすれば私は心配にならざるを得ない。

WWEは新時代に突入し、彼らは今世界規模のピラミッド式の育成システムを築き上げようとしている。それは明確な「WWE以外すべてWWEの2軍、3軍、4軍化」であり、全ては「Road to WWE」なのである。その辺りの状況については、当ブログでも以下の記事で分析している。

エヌヒトコラム:WWEの新時代と新日本プロレス

現場レベルでは分からないが、WWE首脳陣は間違いなく新日本プロレスは選手の供給源の一つとしか認識していないし、「吹けば飛ぶ」くらいに思っているだろう。

もし新日本の首脳陣も同じように楽観視しているならば、例え皆から批判されても私は「現状を見誤っている」と声を大にして指摘したい。

そんな状況に私は大きな危機感を感じずにはいられない。

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